項 目 | スモーカー内の電熱器でチップを加熱 | 「スモークぽっぽ」でチップを加熱 |
燻煙発生開始時間 (電熱器ONより燻煙が発生する時間) |
約8分 | 約5分 |
燻製に適する時間 (スモーク室が燻煙で満ちている) |
約25分 | 約75分 |
外気温度 | 31度 | 29度 |
スモーク室内温度 | 33度〜44度 今回はスモーク室とチップ加熱室を分離しましたが同じ部屋の場合は70度前後まで上昇します |
30度〜42度 |
温度差 (スモーク内温度と外気温度の差) |
12度〜13度 スモーク室とチップ加熱室が同室の場合 「40度前後」 |
11度〜13度 |
燻煙の発生状況 | 電熱器で加熱皿を加熱することでチップより燻煙が発生します。最初はわずかに燻煙を発生しますが、加熱皿全体のチップが燃焼し始まると、短時間でチップが加熱して一気に多量の燻煙が発生します。 しかし、チップ全体が燃焼・炭化すると短時間で炭化が進み、燻煙は発生しなくなります。 |
電熱器で加熱した加熱皿でチップを加熱し、燻煙を発生させますが、供給するチップは円柱状のため線香が端より燃焼して煙を発生するように、円柱状のチップは、加熱皿面より徐々に燃焼・炭化し燻煙を発生します。 このため、チップが一気に燃焼・炭化することはありません。 |
スモーク室内の燻煙状況 (燻製に適する燻煙量) |
加熱皿のチップで発生した燻煙はそのままスモーク室に供給されるため、燻煙発生時の燻煙は薄く、徐々に燻煙は多くなりますが、その後、一気に多量の燻煙がスモーク室内を満たします。短時間でこの燻煙は薄くなり、スモーク室内の燻煙の濃さは安定しない。 | 燻煙発生器で発生した燻煙は、排気パイプを経由してスモーカーに供給される。 供給された燻煙は、燻煙発生時より徐々に燻煙濃くしながらスモーク室を満たしますが一定の濃度になると、チップが少なくなるまでスモーク室内の燻煙の濃さは安定します。 |
チップの燃焼状況 | 加熱皿で加熱したチップは、燃焼・炭化が加熱皿全体に始まると、一気に燃焼・炭化が進み短時間で燃焼するため、燻製時間を長く必要とする燻製の場合は、チップの燃焼・炭化の状況を絶えず確認しながら、新たなチップを加熱皿に供給する必要がある。また、チップを供給するときに、スモーカーを開けて、加熱皿で炭化したチップを取り除いた後に、新しいチップを加熱し燻煙を発生させるため、スモーク内の燻煙量が安定しない。 | 加熱皿の上部から供給する円柱状のチップは、加熱皿面より徐々に燃焼・炭化し燻煙が発生する。しかも、この燃焼・炭化が継続的に行われるなため、新たなチップは、円柱の上部より供給するだけでよい。 ただし、炭化したチップが加熱皿にたまった場合は、攪拌棒で炭化したチップより取り除いて、新たのチップを供給することで、継続的にチップを加熱することが出来る。 |
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燻煙発生器の「スモークぽっぽ」と食材を燻製するスモーカーを分離することで、スモーク内の燻煙量を安定させながら、スモーカー内の温度を燻製法に適した温度に変えることで、冷燻法と温燻法での燻製造りが手軽におこなえる。この「スモークぽっぽ」は、燻製チップやハーブや果実の皮そしてザラメ糖などをブレンドした、オリジナル燻煙材を「スモークぽっぽ」の筒状の上部よりチップを供給して、燻煙を排出する。このとき、燻煙材は徐々に加熱されるため、通常加熱皿でチップを加熱して燻煙を発生させる方法より、チップが同じ量でも、長時間燻煙を発生させることが出来る。また、燻煙材の減り具合を見ながら、筒状上部よりチップを補充することで、継続的に安定した燻煙を発生することができる。
燻煙発生器